キクトーーーク!:杉浦強志さん(34歳) 美容室Riviera(リヴィエラ)経営
15年ぶりに友達と再会。しっかりと禿げ上がった頭皮で真夏の日差しを反射させ、真っ白な無精ひげをたくわえた姿を見ても、あの頃の面影を充分に残したたたずまい。さらには外見だけでなく、要所要所で若干イラッとくるそのふてぶてしい態度までが15年前と1ミリも変化なし。そんな彼も今では2児の父。まさかそのまんまお父さんになっちゃうなんて…人ってホントに変わらないものですね。
さてさて今回のキクトーーーク!ですが、前回の小池さんからのご紹介で日暮里と上野に店舗を構える美容室Riviera(リヴィエラ)を経営されている杉浦強志さんにお話を伺いました。約2年前に1店舗目の日暮里店をオープンさせ、「人に好かれる人になる」という社是のもと、離職率の低い組織づくりを展開中ということで、その辺のお話も含めて気になることからどうでも良いことまでいろいろとお聞かせいただきましたので、最後までじっくりとご覧ください。
美容業界で活躍している方々に、全く仕事に関係のないこと(生い立ちや家族関係、趣味、甘酸っぱい恋の話等)から、「こんな話しちゃって大丈夫なの?」なんていう美容業界のディープな裏話まで、弊社インタビュアー(メイン:ホットペッパービューティー事業部菊地、サブ:WEB事業部谷本)がテキトーーーにユル~~~く、思いつくままにインタビューする、その名も題して『キクトーーーク!』。
それではよろしくお願いしまーす。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まず最初に小池さんとの接点についてお伺いしてもいいですか?
小池さんとの接点は、最初は渋谷のALIVEさんの公開インタビューに参加させていただいたのが最初ですね。
その後『美容の経営プラン』の雑誌の取材で、ここでインタビューしていただきました。
小池さんとお会いしたのは2回?
2回です。
いきなりなんですけど、杉浦さんおいくつなんですか?
34です。
つい最近、34になったばっかりです。
独立されたのはいつですか?
2年前です。
じゃあ32歳の時に?
まだ31でしたね。
2017年の5月です。
子供の頃の夢というか、ずっと美容師になりたいって思ってたんですか?
全然です。
美容師になろうと思ったのは高校生の時ですね。
“美容師”とかよくわかってなかったと思います当時は。
だって昔は髪を切るっていったら床屋でしたよね?
そうですね。僕の周りも男はみんな床屋に行ってましたね。
僕は知り合いの母親が床屋をやってて、そこで切ってもらってました。
ご出身はどちらなんですか?
町屋です。
へーーー。荒川区のですよね?専門学校ってどちらの学校でしたか?
ハリウッド美容専門学校です。
あー、荒川区出身ってことだったんで町屋からも近いし、私と同じ国際理容美容専門学校なのかなと。
あぁぁぁ。
っていうか、菊地さんは元々美容師なんですか?
美容師にはなってないんですけど、国際理容美容専門学校を卒業してて、美容師免許は持ってます。
あ、そうなんですね。
今おいくつなんですか?
今年で30です。
あ、じゃあ学年はかぶってないですね。
ちょっと話が戻っちゃいますけど、高校生の時に美容師になりたいって思ったきっかけって何ですか?
最初は大学に行こうと思ったんですよ。
で、高校の先生に進路の相談をした時に、「お前の行けるような大学に行ったってあまり意味がないぞ」って言われて(笑)。
それで僕は「それだったらがんばって慶応とか目指す」って言ったんですけど、先生に「1日30時間勉強しても無理だぞ多分」って言われたんです(笑)。
一同笑。
それで美容師とか調理師の専門学校のパンフレットを見せられて、「どうしようかな~」って迷ってたんですよ。
そうしたら先生に「じゃあ、とりあえず美容専門学校を受けてみろ」って言われて。
で、とりあえず「美容師でいいか」みたいな感じで受けに行ってみたんですね。
ハリウッド美容専門学校だから六本木だったんで、行ってみたら「オシャレだし、ここいいじゃん!」って思ってそのまま入りました。
すいません、なんか不純な動機で(笑)。
「小さい頃からずっと美容師になりたかった」とかだったら良かったんですけど(笑)。
一同笑。
動機なんて人それぞれですから(笑)。美容師になってからが大事ですからね。
専門学校を卒業した後はどういう感じで…?
最初は横浜を中心にチェーン展開している、けっこう大きな美容室に入りました。
ヘアショーとかカットコンテストとかで活躍されてた有名な美容師さんがいて、「その人のところに行きたい」って思ってて。
3年くらいそこで働いて、その後に1回、地元の美容室で半年くらい働いたんですけど、すぐに銀座の美容室に行って8年勤務して、そこから独立して今って感じです。
地元の美容室を短期間で辞めた理由って何だったんですか?
横浜で働いてる時に、「1回地元に戻りたいな」って思って戻ったのは良いんですけど、やっぱりおもしろくなくて。
お客様の年齢層も高めだったし、「なんかちょっと自分の求めてたものと違うな」って感じて。
で、その次の銀座の美容室は新規の若いお客様もけっこう来ていたので、そっちの方が自分に合ってるんじゃないかと思って移りました。
そこから自分のお店を出そうと思ったきっかけを聞かせてもらえますか?
なんていうか、「プレイヤーとしてはもう限界かな」って思ったんですよね。
あと少しくらいなら伸び代もあったかもしれないですけど、どっちかっていうと育成とかっていうのをやりたくて。
今はもう変わってきたみたいなんですけど、その銀座の美容室は当時、アシスタントがほとんどスタイリストデビューできてなかったんですよ4,5年目の子達でも、けっこう試験が厳しくて。
営業中はもちろん練習できないので、朝とか営業後の時間を使って練習はしてたんですけど、ホント少ししか練習する時間が取れないような環境だったんですよ。
そういうのを変えていきたかったんですけど、だからってマネージャーとかにはなりたくなくて。
自分なりに“やり方”というか“ビジョン”みたいなのがあったんですけど、組織の中でそれをやろうとしたら絶対に上からの意見とぶつかると思ったので、それならリスクを背負ってでも独立して自分のお店でやった方が良いんじゃないかなって思って。
あとはその当時の社長が退任してしまったのも大きな要因の一つですね。
へぇ~。
それでモチベーションが下がってしまったって感じで?
そうですね。
すごく尊敬してた人だったんで。
このエリアで店舗を出そうと思ったのは地元が近いからっていうのも関係してるんですか?
最初、上野に出そうと思ってたんですけど物件がなかなかなくて。
良い物件を見つけても他の美容室さんに取られちゃったりで…。
僕の方が先に見つけて話を進めてたのに、僕よりも5万円多く上乗せして家賃を払うってことで取られちゃったりとか、居抜きで良い物件が出たっていうのを聞いてすぐに連絡したんですけど2番手で、先に連絡してた美容室に取られちゃったりって感じだったので、ちょっと範囲を広げて結局は西日暮里にお店を出したんですよ。
でも今考えると最初に西日暮里にお店を出して良かったかなって思ってます。
固定費も安く済むし、お店の面積も広く取れたし、周りに美容室もあまり無かったんで集客もそんなに困らなかったですね。
なるほど。
独立は最初から考えてたんですか?
美容師になって一年目の時に会社で未来予想みたいなのを書く機会があって、そこに32歳で独立するって書きましたね。
やっぱり最初から意識はされてたんですね。
でも、銀座の美容室に入ってからは独立願望みたいなのがなくなったんですよ。
へぇ~。
へぇぇぇ。じゃあやっぱりそこの社長さんが辞められちゃったのが大きかったり?
そうですね。
その人の下だったらもっと上のマネージャーとか目指してただろうし、お給料も良かったんですよそこの美容室。
がんばれば普通に年収1000万以上稼げますし、何も不自由することはなかったですね。
独立した時に大変だったことって何かありますか?
前期予想がなかったことですかね。
独立する前は「前年度がこのくらいの数字だから」とかの指標があったのでいろいろな予測ができましたけど、独立して最初の年はそういうのが無いんでね…その辺はけっこうパニックでしたね。
スタッフをどのくらい入れていいのかもわからなかったり、試算表の読み方も知らなかったり、財務のこともわからなかったですし、お金の借り方もわからなかったし、今思うとよくやったなって感じですね。
準備期間ってどのくらいあったんですか?
大体1年くらいかかっちゃいましたね、物件が見つからなかったりだとかで。
前の美容室で働きながら1年くらい準備して?
そうですそうです。
あ、あとエクセルとか僕できなかったんで…。
ああ、事務系の仕事ですね。
あれはかなり吐きそうになってましたね(笑)。
ストレスで閃輝暗点になっちゃって。
どうなっちゃったんですか?
目の前がギラギラギラって感じで見えちゃって。
全然見えないんですよ。
ええええ!
えぇぇぇ。
例えばエクセルで作ったものをA4サイズいっぱいに印刷したかったのに、A4のの真ん中に小さく縮小された感じで余白がいっぱいの状態で印刷されちゃったり(笑)。
一同笑。
たまにありますよね(笑)。
えっ!?なんで?って(笑)。
全然言うこときいてくれなくて(笑)。
あの時はストレスMAXでしたねー。
2店舗目のここのお店を上野に出した時も苦労しましたね…。
最初が西日暮里で、こっちが2店舗目ですもんね。
西日暮里は固定費があんまりかからなかったんですよ、家賃も安いしホットペッパービューティーの掲載費も安く済んだし。
ホットペッパービューティーに最初に掲載した時って、ちょうどキャンペーンがあって月額1万円だったんですよ。
へぇぇぇ!
へーーー。
だから西日暮里のお店は固定費が全然かからなかったんで、利益は出やすいんです。
ただ、ここは家賃が高いし…。
高そうですもんね。
ホットペッパービューティーも高いプランで掲載しないといけないし、周りに美容室も多くて認知されるまでに時間がかかるし。
でも今は起動に乗って?
そうですね。
今はもう軌道に乗った感じですね。
こっちはオープンしてどのくらいでしたっけ?
上野は1年くらいですね。
1年1ヵ月くらい。
今も現役で現場に立たれてるんですよね?
やっています。
昔ほどはやってないですけどね。
ゆくゆくはハサミを置いて100%経営の方にって感じですか?
事務仕事が向いてないんで…美容師の仕事の方が楽なんですよ。
だから現場の仕事で稼いで、そのお金で事務仕事ができる人を雇うって感じの方が良いかもしれないですね。
事務仕事はやっぱり無理ですね…ハゲるんじゃないかってくらい(笑)。
一同笑。
だからすごいと思います、WEB系のお仕事とかしてる方って。
僕なんかは一日中机に座ってるのもそんなに苦じゃないですからね。
その後、2店舗目をここ上野に出されてますけど、上野って外国人のお客さんって多いですか?
う~ん。
もちろん西日暮里よりは多いかなと思いますけど、銀座に比べると少ないイメージですね。
銀座の方が多かったですね。
まぁ西日暮里よりはこっちの方が外国人のお客様が多いので、今、さんまさんがCMやってる“ポケトーク”を使ってやりとりしたりしてますね(笑)。
へーーー!
へぇぇぇぇ!全然困らないくらいに会話できるんですか?
ん~、困りますけどね(笑)。
例えば「ブリーチ」とか言うと「漂白剤」って訳されちゃったり。
あーーー。
あぁぁぁ。
ちょいちょい専門用語的なのは変な翻訳になっちゃいますけど、基本的なコミュニケーションは取れますね。
なるほど。東京五輪に向けては良いかもしれないですね。
アップデートでどんどん進化するみたいですしね。
そうなんですね。
へぇ~。じゃあ英語の勉強しなくていいですね(笑)。
それはした方がいいですよ(笑)。
一同笑。
小池さんから聞いたり、ホームページでも拝見したんですけど、“人に好かれる人になる”っていうのを社是じゃないですけどコンセプトにされていて、離職率がすごく低いっていうのがRevieraさんの特徴の一つだったりすると思うんですけど、その秘訣だったり、どういう想いがあってそういう環境を作ることができているのかとか、その辺りのことを聞かせてもらってもいいですか?
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