キクトーーーク!:小池入江さん(40歳) 株式会社女性モード社 取締役
今の『ヘアモード』なんですけど、お気づきかどうか…実は3タイプをローテーション形式で創ってるんです。
それぞれのロゴを見てもらえるとおわかりいただけると思うんですけど。
ああー。
はいはいはいはい。
3種類をグルグル回転させて創るっていうスタイルをとっていて、これでどうしてるかっていうと、ロゴがカタカナのヘアモードの時は主に技術的な事を取り扱ってる号です。
次に、ヘアモードの“O”が鍵括弧になってるロゴの時は、カルチャー的な観点からヘアだったりビューティーシーンっていうのを切り取ろうとしている号なんですね。
そして一番スタンダードなアルファベットのロゴの時のが、ヘアデザインとかライフスタイルとかそういうことを取り扱ってる号ですね。
毎月ちょっと毛色の違った雑誌が届く楽しみとか、いろんなテーマをまんべんなく取り扱っていきたいっていうところもあって3号違うモノをグルグル回しているっていうのがヘアモードの特徴かなという風に思います。
あとはさっきお話した『meme mag』っていうWEBサイトがあるので、それとのリンクというところとWEBでもいろいろ可能性を模索しながらやっているという点ですね。
なるほど。『ヘアモード』以外にも何かご紹介いただけるものがあればお願いできますか?
あ、いいですか?
『美容の経営プラン』っていう雑誌は、小さなサロンのオーナーさんのための本っていうのが特徴でして、大チェーン店をやっていこうというよりは小さいお店だけどオーナーの想いだとか、特徴っていうのをガッチリ出していけるような店づくりを目指す方のためと、あとはプレイングオーナーっていうのももう1つの柱で、現場に立ってる経営者の方向けに創っている雑誌です。
そういえば、確か『美容の経営プラン』の7月号にLondさんが載ってましたよね?
Londさん取材させていただきました!
Londさんは弊社のお客様で。
ズブズブな関係で(笑)。
その言い方(笑)。
一同笑。
ホットペッパービューティーをウチから掲載していただいてて、ホームページもウチが作らせていただいてて。
へぇぇぇ。
ウチのグループ会社の“こども専門美容室チョッキンズ”のフランチャイズも、今度Londさんがやられるみたいで。
そうなんですねー!
Londさんはすごく勢いもありますからね。
私達も取材させていただいて、すごく衝撃的でした。
シーンがどんどん移り変わってるんだなっていうのを感じましたね。
うんうん。
あとは『美容界』という雑誌も隔月で創っていて、もちろん美容師さんにも読んでいただけるんですけど、メーカーさんやディーラーさんを含めた業界を構成する方向けに、業界で起きている最新の出来事なんかを取り上げている雑誌ですね。
それと単行本もいろいろ創っていて、雑誌とは別に単行本を年間15冊~20冊くらい出版してるんですね。
すごく出版点数の多い会社で、カタログ系のものを創ったりだとか、コチラはSHACHUさんのですけど、どちらかというと一般の方向けに創ったものでして、これがおかげさまで売れております。
売れています(笑)。
一同笑。
主力商品ということで(笑)。
そうなんです、主力商品。
こういった単行本も創っているという会社でございます。
実はもうすぐ創業60年なんです。
おめでとうございます!
おめでとうございます!
ありがとうございます(笑)。
古い会社で。
何かやられるんですか?60周年記念で。
ねー!
50周年の時は美容業界の歴史をダーッと紐解いて、年表形式でトピックスやなんかをちょっと深掘りした『50周年記念誌』っていうのと、創刊1号目の『ヘアモード』を復刻したものっていうのを創ってそれをセットで各方面にお配りして、すごく好評でした。
へぇーーー。
それはすごくおもしろいですね!50年って節目として区切りが良いですもんね。
そうそうそうそう。
60年ってちょっと微妙なんですよね(笑)。
一同笑。
いきなり話が変わっちゃうんですけど、美容の中で最近興味のあることとか欠かせないことって何かあります?
ん~、やっぱり美容には興味があるので、これまでにはエステとかヘッドスパとか含めて集中的にいろんなものに通ったりしたことももちろんあったんですけど、この間40代に入って、なんか年齢を重ねてくるとそういう一点豪華主義の投資ではなかなか結果が出ないというか何というか(笑)。
まぁそういう風に思っていて、全方位的にバランスの良い自分を作っていかないと、なかなか良いコンディションでいられないし、仕事もできないなって思っていて、何をすべきなのかっていうのを今私自身も模索中、探しているところです。
業界全体でも、大人向けのサロンとかサービスっていうものが大きな収益になるからっていうことで注目されていますけど、私みたいに迷ってるとか、今までいろいろやったけどなんか年齢を重ねてきたらよくわかんなくなってきたっていう人がいっぱいいると思うんです。
だから美容師さんってもちろん髪の毛を整えてあげるっていうのも大事ですけど、もっと美容とか健康のこと全般を身近に話せる相手としてなり得る存在だと思うので、是非そういう方々を支えてほしいなって思うのと同時に、やっぱりこちらもいろいろ経験してきてるから、そう簡単には満たされないっていうと言葉が悪いですけど、大人世代って人口も多くて可処分所得も高いので、商売として儲かるからってパッとそこに飛びつこうと思っても、けっこう相手の方が何枚も上手だよって思うので、そこはしっかり受け止めて何か新しいモノを提案してあげるってことをしてほしいし、私もしてほしいです(笑)。
一同笑。
あと、勝手にインスタグラムを拝見させていただいたんですけど、お酒をよく飲まれるんですか?
すいません、飲んでばっかり(笑)。
私ワインがすごく好きで、2013年にワインエキスパートっていう、まぁソムリエ資格とほぼ同義ですね、そういう資格を取ったくらい好きです。
へぇ~。
へぇぇぇ。週にどれくらい飲まれるんですか?
週5…?
でもね…そうですね…飲むってことになったらボトル1本以上とかは飲めますね、全然飲めます。
でもちょっと毎日は飲まないようにしてます(笑)。
一同笑。
やっぱり飲むといったらこの近辺、池袋とかが多いんですか?
そうですね…池袋に行くこともありますけど、銀座とか恵比寿とか、あとはワインを習うのに通ってた所が自由が丘にあるので、そっちに行ったりしてますね。
やっぱりそういう趣味を持ったことがきっかけで、老若男女バックグラウンドが様々な人と知り合うきっかけになって、それで繋がってる人もたくさんいるのでおもしろいです。
ワイン以外は全然って感じですか?
あんまり飲まないです。
ビールも飲めないです。
へぇぇぇ!
あ、そうなんですね。
お2人はお酒飲めます?
僕はちょっと苦手なんですよ。
あ、ホントですか?
(谷本はいつも)カシオレなんですよ。
カシオレです(笑)。
エッ!?
かわいいですね(笑)。
一同笑。
僕もビールが特に苦手で。
お酒自体もあんまり強くなくて、甘いモノが好きで(笑)。
あははは(笑)。
菊地さんは?
私はガンガン飲みます!
あー、ガンガンですね。
何を飲まれるんですか?
なんていうか「美味しい!」とかっていうよりも、「飲みたい!」みたいな(笑)。
あははは(笑)。
美味しくて飲みたいわけじゃなくて…。
アルコールが入ればいいと?
すごいすごい(笑)。
本当のお酒好きですね。
だからずっとウーロンハイとかで全然大丈夫です。
いっぱい飲みたいってことですね(笑)。
中西(カメラマン)さんは?
僕は見てのとおり大好きです(笑)。
あははは、飲みそう(笑)。
日本酒、焼酎が好きですね。
あぁ、すごい。
酒豪ですね。
ちなみに、酔っぱらうとどうなるんですか?(笑)
基本ね、楽しくなるタイプです。
饒舌になって、ワーッと楽しくなる方なんですけどね。
泣き上戸とか笑い上戸とかもなく?
ないないない、あんまりないです。
テンションが高くなって楽しくなる感じです。
あんまり酒癖は悪くないと思います。
良いお酒ですね。
私、よく家で1人で飲んじゃうんですけど、土曜日とかで次の日が休みだとワインだったら2本とか飲んじゃうんですよ。
すごーーい!
いっぱい飲みますね(笑)。
そんなに飲むの!?
現実逃避したくて(笑)。
わかる、わかる(笑)。
1人でも止まらないんですよ、飲み始めると(笑)。
あははは、わかる(笑)。
いやぁ、現実逃避はできますよね、お酒はね。
そうですよね。お酒は裏切らない…。
あははは、何かあったんですか?(笑)
一同笑。
でも、良いこともあるよね?
え?ナニナニ?
実は私、結婚するんですよ(笑)。
あっ!
おめでとうございますー!
この業界の方ですか?
ブライダル業界なんです。
へぇ~。
結婚のプロと結婚するんですね(笑)。
一同笑。
花婿の意向の方がいろいろあるかもしれませんね、「こういう式にしたい!」みたいな。
そうですね。でも、決めてくれるので楽は楽ですね。
なるほど(笑)。
すみません、ちょっと脱線しちゃって(笑)。
いえいえ、おめでとうございますー、ステキー。
話が戻るんですけど、オススメの飲食店とかってどこかあります?
えっと、まず1個はですね、私がワインを習った先生が経営している、自由が丘にある“La Regalade(ラ・レガラード)”っていうお店があるんですけど、ここはもうめちゃめちゃクオリティの高い料理がカジュアルにいただけるお店ですね。
安いとは言いませんけど、お料理のクオリティに比してすごくカジュアルで良いので、お近くの方にはオススメです。
次に、私の家の近くに“sincere(シンシア)”っていうフランス料理屋さんがあるんですけど、それはもう本当に予約が取れなくて有名なのでご存知の方も多いと思うんですけど、モダンフレンチって言われるやつですかね。
「ちょっとこれ一体、何でできているの?」っていうようなものが出てくるような感じのお店ですね。
一同笑。
ルックスとかがすごい綺麗なものを出してくださるので、記念日などにはオススメですね。
結婚の記念にぜひ。
ありがとうございます(笑)。
僕、そんなオシャレなもの食べに行ったことないです(笑)。
すごく楽しいお店ですよ。
私、食べるのと飲むの大好きです(笑)。
食べることとかお酒もそうだと思うんですけど、何か趣味とかハマってることってあります?
やっぱり一番の趣味はワインですね。
あまり海外には行けないんですけど、山梨・長野とかその辺にたくさん日本のワイナリーがあるので、年に何回かはそういう所を訪問したり、畑に行ったりってこともしますね。
ふ~ん。
へぇー。
あとは美術、私も私の家族もみんな絵を観るのが好きなんですね。
特に私は美術史的な観点から絵を観るのがすごく好きで、社会的な出来事や状況に応じてその当時の絵の表現って大きく左右されるので、その関連性みたいなのを知った上で観たりするのが好きです。
時代背景とかってことですかね?
そうですそうです。
それがすごくおもしろくて、そういう風に絵を観るのが好きで、いっぱい観に行きますね。
週に1回は美術館とかに行くようにはしてます。
へぇぇぇ。
へーーー。
あともう1個は、10年近くホント細々と週に1回数時間なんですけど、大きい病院でのボランティアの活動をしていて、病院での看護師さんのサポートみたいな仕事ですよね。
入院してて動けない患者さんとかいるじゃないですか?そこに「飲み物を買ってきてほしい」とかっていうニーズがあるので、御用聞きをしてお金を預かって買ってきたりだとか、あとは大病院のいろいろな手続きってすごく複雑で、お年を召しているとわかりにくかったりするので、そういう手続きのサポートをしたりとかっていうのをするような活動ですね。
これって「人に喜んでもらうのが嬉しい」とか「人の役に立てる」みたいなのもあるんですけど、逆にこちらの学びになることも多いんです。
先ほども言ったとおり、私は新卒でこの会社に入ってて、ホント3,40人くらいの会社なので、良い意味でも悪い意味でも組織の一員として最初っから大きい役割を与えられちゃったわけですよ、常に主体的な状況しか経験してないんです。
でも、大きい病院って何千人っていう人が働いていて、役割分担が徹底的に行き届いてるんですよね。
組織的にヒエラルキーがカッチリしてるところがあるので、その末端の誰にも目をかけられないようなところの役割を果たすことで、社会の厳しさとかっていうのを思い知る部分もあって、社会経験の狭い私には「働くってこういうことなんだ」っていう風に思ったりする部分もあったり。
あとは、何十年も、80代くらいになってもボランティア活動をしている方もいて、その方の言葉ってすごく耳を傾けるべき部分が大きかったりするので、普通に生活してたら出会えないような人ともそういう場で一緒になれるっていうのが興味深いし、自分にも好影響だと思ってます。
なのでまとめると私、仕事以外は飲んでるのと、絵を観てるのと、ボランティア活動するのしかありません(笑)。
あははは(笑)。
ちなみにボランティアを始めたきっかけって何ですか?
えっと、仲の良いお友達が30代半ばで癌になっちゃったんですよ。
その人は完全に治りはしないんですけど、良い状態を保ってるんで、今も元気に働いてるんですね。
でも、こんなに若くして、別に何も悪いこともしてないのにこんな理不尽な目に遭う人がいるんだって思ってすごくショックで。
で、何かできることがあるならすべきだって思ったのと、当時はドラッカーの『マネジメント』が流行ってたんですよ。
はいはいはいはい。
あれを読むと、社会貢献っていうのがマストな項目の1つなんですよ。
だから「何かしなきゃ!奉仕活動をしないといけない!」って思って(笑)。
一同笑。
ドラッカーの影響みたいなこともありますね(笑)。
それで始めるようになりました。
でも細々続けていきたなって思います。
とっても素晴らしいですね。
先ほど活字が好きっておっしゃってましたけど本はどのくらい読まれるんですか?
そうですね…最近はちょっと自分が本を創っているのにもかかわらず読書量が減ってるなって思います。
ガッチリ読む時間なかなか取れないんですよね…。
かつては、昔はすごく読んでました。
最近読むのは美術書が多くて、神戸大学の美術史の教授の宮下規久朗先生っていう人がいるんですけど、その先生の本が大好きで勉強になるっていうのもあるし、すばらしい文章力もある方でその人のファンなので、美術の本を読んでいることが多いです。
休日ってどんな感じで過ごされてるんですか?
お友達と会うことが多いですね。
私、大学時代4年間ずっと大学の寮に入って生活してたんです。
2人部屋で、6~8畳くらいのスペースに2人なんですよ。
プライベートゼロ!仕切りとかもないし。
で、半年に1回部屋替えがあるので、合計8人の人と同居したことがあって、しかも先輩後輩が必ず一緒の部屋になるので、けっこうルールとかも細かくて厳しいんですよ、もう軍隊みたいな。
ふーーーん。
へぇぇぇぇ!
で、最近そこの通り(女性モード社の目の前の通り)を歩いてたら、その時に同じお部屋だった子と何年か振りにバッタリ会って「この近くに引っ越してきた」って言われて、「エエーッ!?」と思って、この間ランチしてきました(笑)。
すごーい(笑)。
へーーー!
まぁそういうことだったり、友達とかと会って食事に行ったりしてますね。
大学時代のお友達が多いですか?
そうですね。
大学の友達とワインを通してのお友達が多いかな。
それじゃあ最後になるんですけど、今後の夢や目標なんかを教えてもらえますか?
先ほどもお話したとおり美容業界誌の出版社って、当社に限らずかもしれませんが、今すごく過渡期だと思うんですね。
私達がお伝えしたいことはたくさんあって、紙の本だけに限らずそれを伝える方法をいろいろと模索しながらも、会社を成り立たせていかなきゃいけないので、きちんと収益を取っていくってことのバランスをどう一新していけるか、望まれる形にしていけるかっていうのを社員みんなでアイデアを出し合いながらがんばってますけれども、そこでより良い形っていうのを見つけてこれからも美容業界のために貢献できる出版社としてやっていける道をちゃんと探すってことが自分の役割だと思うし、会社としてもそうしていきたいなと思っております。
今回インタビューさせていただいた小池入江さんが所属されている女性モード社のホームページ、そして小池入江さんのインスタグラムはコチラ⇓
ホームページ
https://www.j-mode.co.jp/
小池入江さんインスタグラム
https://www.instagram.com/iriekoike/
改めて今回インタビューにご協力いただきました小池入江さんにお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
いつもの美容師さんへのインタビューとはまた一味も二味も違った視点からのお話が聞けて、すごく興味深くておもしかったですし、いろいろと勉強にもなって有意義な時間を過ごさせていただきました。
そして最後の方はずっと笑いっぱなしの楽しい時間となったのも、我々に対して明るく気さくに接していただいた小池さんのおかげだと思っております。
それではまた次回のキクトーーーク!、いったい誰がインタビューのバトンを受け取るのか、乞うご期待!
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