キクトーーーク!:コムロさん(30歳) 美容室Lmano(エルマノ)店長

      2019/07/17

コムロ-1

いいですよいいですよ。

じゃあセミナーのことをもうちょっと詳しく。

簡単に重要なポイントを大きく3つ伝えてるんですけど、1つがさっきもお話したんですけど、 “モデルさんを集めるためのアドバイス” 。

まぁ結局モデルさんを集めてくるのは自分だからっていうその辺の部分で、やみくもに集めるんじゃなくて、具体的な数字を自分なりに見出してみましょうっていう計算方法とか考え方を伝えるっていうこと。

と、あとはこれが一番大事ですよっていう話をするんですけど、それがまぁ “応援される自分づくり” っていう感じで。

結局モデルさんってカットカラーで1000円、2000円とかそんな感じじゃないですか?

で、例えばウチはモデル料金は決まってたんですけど、大体それくらいの価格帯でやるじゃないですか。

じゃあ「デビューしました、次も来てください」って時に「正規料金の10%オフでやります」って言っても、大体カットカラーが12000円くらいなんで、10%オフでも10000円ちょいくらいじゃないですか。

そうすると、いきなりいつもやってた料金から何倍にもなって、それで「来ますか?」っていう話ですよね。

 

あー。

ん~。

 

結局せっかく集めたモデルさん、じゃあモデルさん集まりました、それでデビュー月に来てもらいましょうねっていう感じになるんですけど、じゃあそれをどう持っていくのかっていう話で。

僕が一番伝えてるのは、お客さんの来店理由を変えようっていう話をしてるんですけど、お客さんって例えば「カットモデルで営業後に来てもらいますっていうお客さんっていうのは、来店理由って何だと思う?」っていう話をするんですけど、要は1000円、2000円の価格帯で普通にカットカラーやって、まぁその人の技術で来てることもあるかもしれないけど、でもやっぱり一番の理由は値段だと思うんですよね。

例えば来店理由が値段だった人が、いきないデビュー月にそんな10倍くらいの料金払ってお客さんとしてまた来てくれるかどうかっていう。

その人の来店理由が値段だから、「多分来ないよね」っていう話で…じゃあ何が大事かっていうと、その来店理由を変えること自体が大事で。

 

うんうんうん。

 

そこが一番ポイントで、その来店理由の変え方を伝えるんですけど、来店理由を変えるっていうのが僕の中では結局 “応援されるような自分づくり” なんですね。

最初は値段で来てもらっても大丈夫なんですけど、その後の来店理由を変えようって思って、一番大事なのが「この人の為に応援したい」っていう気持ちになってもらう、「この人を応援する為に私は髪の毛を切りに来てる」っていう理由にしてほしいんですよ。

だからそういう理由だと、わざわざデビュー月に、自分のタイミングで?一人一人それぞれ2か月に一回、3ヶ月に一回とか決まってるはずなのにわざわざデビュー月に歩幅を合わせて、しかも正規料金に近い値段でわざわざ来てくれるかもねっていう話です。

「コムロさんすごくがんばってるし、力をもらえるし、少しでも私が髪を切るだけでコムロさんの事を応援できるんだったら、その為にちょっとでも力になろうかな」ってやっぱり思ってもらえることがお金には代えられないような来店理由だと思うんですよね。

そこの部分を、来店理由を変えましょうっていう、最初は値段なんですよ、そこの部分が一番。

あとは…「じゃあ最後実際モデルさんが集まりました、予約も入りました、じゃあその後どうしよっか?」っていう話になってくるんですけど。

最後に伝えてるのが、 “技術スピード” ですよね。

僕は基本的にはその当時はアシスタント三人、スタイリストは僕を含めて四人だったんですね。

で、お店の営業スタイル上、僕一人で売り上げ100万円達成させなきゃいけなかったんですね。

じゃあ一人でやる為にはどうしたらいいのかなぁってなると、もう完全にカット1時間で終わらせて、カットカラー2時間とか、カットカラートリートメントも2時間ちょいぐらいで終わる感じで予約を入れていかないと、そもそも達成できないんですよ。

結局140人くらいいったかな?一ヶ月で。

そうなると一日大体5,6人?確か単価で考えると大体1日で5,6人くらいやらないといけなかったんですよね。

で、それを全部調整するのも大変だったし、実際詰め詰めだったんですね土日とかも。

自分の中ではホントもう2時間、2時間、2時間で終わんないと絶対にダメだったんで、その為にどうするかってなると、僕がやったのは “技術のパターン化” ってやつで、完全に技術をパターンで作っちゃったんですよね。

本当はね、その人一人一人に合わせたスタイルって提案したいと思うんですけど、正直ヘタクソだしデビューし立てなんて。

で、ヘタクソなんだからそんなこと…なんていうか上手く言えないんですけど、ヘタクソならヘタクソなりに上手く見えるやり方を考えようっていう感じで、僕の中ではもうある程度イメージとレングスに合わせたスタイル提案っていうのを全部パターン化させて、「こうこうこういうイメージでこういう風になりたい」って言ったら、もう「こうこうこういう感じが絶対良いですよ」ってある程度パターン化することで2時間、2時間、2時間である程度こなせるようになったっていう部分があったんで、なんとか達成できたなかっていう。

 

へぇ~。

 

結局一人でやらなきゃいけなかったんで、だからお客様が5分でも10分でも遅れちゃうと1時間50分で終わらせなきゃいけなくて…。

僕カットがクソ遅かったんで、それもかなり危機的な状況だったんで、朝とか予約もらった時とかに絶対にお客様には伝えてて、「一人でやってるから少しでも遅れて来られるとちょっと困っちゃうんで、そこは大変申し訳ないんですけど協力してください」って、「ちょっとでも遅れることがあったらすぐに連絡ください」って、「ちょっと遅れて来られるとその分お待ちになるかもしれないんですけどすみません」って、その辺のフォローもしつつ…もうある程度見えてくるじゃないですか、自分が一人で100万やるってなると詰め詰めになって、遅れると困る…で、実際何も言わないで遅れて来て待たされるとお客様は不満に思うはずなので、「じゃあ最初に伝えといた方が良いよね」ってなるし…まぁそれは当たり前ですけど(笑)。

そういう感じである程度自分が100万をやる時のイメージをしながら、そういう時にどういうリスクが出てくるかなぁ~って考えて、じゃあそのリスクヘッジを一つ一つやっていくっていう、単純にそういうことでしかないんですけど。

でもそういうのってやっぱり実際にデビュー月に売り上げを上げた人とかが近くにいたりするとイメージしやすいかもしれないですけどね。

僕はなんとなくイメージはできたんですけど、周りにやった人がいない美容室さんなんかだとイメージしきれないし、オーナーさんもあんまりわかんないかと思うんで、そういう部分で僕がフォローしてあげられればなって。

考え方だとか、どうすれば良いかっていう方法とか、そういう部分で役に立てれば良いかなってくらいの感じですかね。

 

セミナーってけっこう依頼が来るんですか?

 

そんな来ないですよ。

この前も表参道のALIVE(アライブ)さんでやらせてもらったぐらいで。

 

そこは何繋がりなんですか?

 

ウチの社長が前に勤めてたサロンの先輩なんですよね、ALIVE(アライブ)さんのオーナーさんが。

オーナーさんが繋がってるんで、それでちょいちょいお話したりとか、飲みに連れてってもらったりとかいう経緯があって、ちょいちょい交流してて僕が「スタイリストデビュー月に100万円売り上げた」って言ったら、「おお、すげえな。今度話聞かせてよ」みたいになってって感じですかね。

でも、今度またセミナーするんですよ。

 

ホントですか?

へぇ~。

 

今度大阪行くんです。

 

えーーーーー!

えーーーーー!

 

いや、僕がメインじゃないんですけど。

 

何人かでセミナーする感じですか?

 

一応単品なんですけど、ウチの社長のUshiっていう代表がいるんですけど、烏山の方に。

あの、ウチ社長が二人いてUshiっていう社長のフォトシューティングのセミナー、作品作りのセミナーなんですけど、それに一緒に行かせてもらって、僕も一作品作りながら話をする感じになりそうです。

 

楽しみですか?

 

緊張っすね。

 

うふふふふ。

 

去年もやったんですけど。

 

へぇ~~~。

あ、そうなんですか。去年も大阪ですか?

 

そうですね。

去年も大阪行って。

 

大阪の想い出とかありますか?

 

大阪の想い出ね…ないです(笑)。

 

一同笑。

 

特にないですね。

551食べたくらい。

 

あ~~~!

 

ゴゴイチでしたっけ?

なんかありますよね?

 

ありますあります。肉まんですよね?

 

そうそうそうそう。

で、まぁまた今度やってきます。

 

じゃあもうさっきのセミナーとは関係ない感じで?

 

さっきのとは全然関係ないです。

要は作品撮りですよね。

昨日もやってきたんですけど。

 

けっこうブログにも書かれてますよね?

 

そうですそうです。

なんかいわゆるアレですよ、ヘアカタログみたいなものじゃなくて、ちょっとこう作り込んだ感じの。

 

うんうんうん。

 

ちょっとクリエイティブ系のフォトコンテストみたいな感じのやつですね。

 

コムロさんご自身はカメラとかやらないんですか?

 

僕はカメラはやらない…やってましたけど、やらないです(笑)。

この辺のクリエイティブになってくると、もうホントにプロの仕事になってくるんで、その辺は自分でやるとヘアも見えてこないし、自分は専門の方で集中してそっちに入り込みたいし、撮る方は撮る方で集中してもらって。

コムロ-4

そういえばちょっと遅くなってしまいましたが、店長に就任されたそうで。

 

あ、そうですね。

 

おめでとうございます。

おめでとうございます。

 

ありがとうございます(笑)。

 

やっぱり変わったことありますか?店長に就任されて。

 

別にまだ何ヶ月とかなんで、なんもそんな大した仕事は振られてないですし…ですけど…ん…でもやっぱ一番は、就任するまではホントずーっと自分のこと中心に考えてたんですね、売り上げを上げたいとか、そういう結果出したりするためにっていうのを考えてたんですけど、でもやっぱり今はみんなの為に自分は何ができるんだろうってある程度考えるようになってきたかなぁ。

なんかやっぱ、うん、そうですね。

良い意味で人に尽くせるような考え方というか、なんか「自分のために何してくれんの?」みたいな感じの考え方から、「じゃあまず自分があなたに何をしてあげられるか」っていう風な、まずは自分がしてあげられることを考えられるようにはなってきたかなぁ?まぁ少しづつですけどね。

でも一番の店長の仕事はみんなをやる気にさせることだと思うんで。

よく社長にも言われるんですけど、基本的に人の能力って微々たる差しかないから、じゃあそこですごく差が出てくるのって何かっていうとやっぱり “やる気” が大きくて、やる気が出た時って人ってホントにすごいことができちゃうって話をされるんですよ。

僕の今の仕事って要は店長として細かい数字の計算とか、領収書の整理とかそんなのはどうでもよくて、それ以上に自分の仕事はみんなの意識アップというか、簡単に言うとチームとして一丸となって目標を作って、しっかりみんながやる気になれるような環境を作るっていうことが一番の仕事だと思うんで、そこの部分ではいろいろ苦労しますけどね。

人をやる気にさせるって一番難しいし…。

 

う~~~ん。

人それぞれやっぱり違いますしね、やる気になるポイントも。

 

それを考えていくと一番出てくるのは、この人のために何をしてあげられるのかっていうのを一番に考えられるっていうのが大事なのかなぁ~って。

でもホントに今おっしゃったみたいに、一人一人違うんで、一人一人のやる気の上がり方っていうのも見てないと気づけないし、やっぱりより見るようにはなりましたね一人一人の行動とか気持ちの変化とか表情の変わり方とか…。

あとはまぁやっぱり飲ミュニケーションじゃないですけど、お店の外で話すことで聞こえることとかも出てくるし。

 

よく飲みに行かれるんですか?

 

そうですね、でもアシスタントの子達って正直忙しいんで…。

モデルさんやったりだとか、テストの為に練習したりだとか、やっぱいろいろあるんで、ちょっと合間見つけて誘ったりはしてるんですけど。

 

あと、ブログで拝見したんですけど、新しい人が。

 

ああそう、新卒が入ってきて。

 

二人でしたっけ?

 

二人…ウチは二人で、もう一店舗も二人で四人入ったんです。

 

ああ、どうですか今のところ?

 

いやぁ楽しいですね。

 

ああ、そうなんですね。

 

ホントになんか入ってきてくれてありがとうって。

 

一同笑。

 

いやぁホントにいいっすよね、なんか新卒って新鮮で。

ウチはに入ってすぐに何回かに分けて、価値観研修みたいなのを入れてて。

 

へぇ~~~。

 

ウチの社長が価値観の教育をしていくんですけど、まぁ挨拶から礼儀の部分ですかね。

正直、だって初めての社会人でそこが絶対的なベースになってくるじゃないですか。

一番最初に入る美容室が絶対的なベースになると思うんで、そこの時点で普通をどれだけ高い水準まで上げられるかっていうのでその子の美容人生が変わってくると思うんで、そこの部分は社長もすごい責任を感じてるのか、すごい気合い入っててしっかり伝えてますね(笑)。

 

新卒って毎年入ってくるんですか?

 

いや、そんな簡単には(笑)。

 

今年はでも。

 

今年はありがたいことに。

 

へぇ~~~。それはやっぱり美容学校から?何をきっかけにっていうか…。

 

おもしろいですよ。

一人は地元が烏山で、このエリアで就職したいっていうんで見つけてくれた子と。

あとは、ウチのスタッフの母校の美容学校に連絡して、たまたまウチのスタッフの友達が先生をやってるんですね、美容の専門学校の。

で、ちょっとその繋がりで促してくれて一人来てくれたのと。

あと一人は名古屋の方からで、去年に僕とさっきのUshiっていう社長が割と大きいフォトコンテストで賞を取ったんですよ。

で、その賞を見て、同じサロンで2つも賞を取ってるっていうので気になって名古屋からサロン見学に来てっていう感じで。

 

へぇ~~~。

へぇーーー。

 

で、あとはUshiの地元が北海道で、札幌の美容学校に話しに行った時に話を聞いてくれた子が北海道から来てくれて。

 

ふ~~~ん、すごい。

へ~。

 

ホントにいろんな方向から(笑)。

 

ちょうど4人がかぶったっていうか、重なった感じで。

 

そうそうそう。

 

へぇ~。

へぇー。そのフォトコンテスト見てっていうのが、なんか一番すごいですね。

 

そうですよね。

見て、わざわざ連絡くれて。

なんかそういうのもリクルートに繋がるんだなぁって。

 

そうですよね。お店のブランディングっていうか。

うんうん。

 

しかも他が簡単に真似できないですからね。

(賞は)簡単に取れないですからね(笑)。

 

そういう活動もやっぱりいろいろと繋がってくるんだなっていうね。

 

そうですね。

リクルートでは大事なのかなって思います。

 

じゃあ最後になるんですけど、今後の目標とか伝えたいこととかを聞かせてもらってもいいですか?

 

求人、何か紹介してください(笑)。

 

一同笑。

 

誰かいたら紹介してください(笑)。

 

まだまだ全然募集中なんですか?

 

全然募集中です、新卒の子とか。

でも一回サロン見学に来てほしいですね。

僕らはお店的には人が良くて絶対的に自信があるので、一流の美容師に育て上げられる自信はあるんですけど、知ってもらうきっかけが少ないんで…やっぱ郊外だし、だからこそフォトコンテストとか積極的に参加したりしてるんですけど。

もっと知ってもらいたいなって、知ってもらって一回来てもらえたら多分、自信はありますって感じなんで(笑)。

なので、まずはちょっとでも興味持ってくれたら軽く連絡だけでもほしいなって、そのくらいですかね。

あとは今後の目標か…今後の目標は…個人的な目標ですけど、最近なんかパーマリストっていう感じで売り出してて。

 

あぁぁぁぁ!見ました見ました。

あー、再現性?

 

そうですね、再現性ですね(笑)。

今後ちょっとパーマリストとしてブランディングしていきたいなって。

自力集客できるようにもっとなっていかないとなって、そのくらいですかね。

コムロ-5

今回インタビューさせていただいたコムロさんが店長をされている、仙川の美容室Lmano(エルマノ)のホームページと電話番号、コムロさんの指名予約はコチラ⇓

 

今回は終始、コムロさんにご迷惑をおかけしっぱなしで、本当にご協力ありがとうございました。インタビューも快く受けていただき、インタビュー中もとても楽しくリラックスして聞きたいことを遠慮なく聞かせていただけて本当に有意義な時間となりました!

更にナント今回、コムロさんのブログでこの取材の様子をアップしていただきましたので、実際どんな感じで私達がインタビューしているのか気になる方は是非こちらのコムロさんのブログ記事も併せてご覧ください!

そして最後まで読んでくれた皆様、本当にありがとうございます。もしこの記事を読んでいただいた方で「今のパーマに納得いっていない」、または「パーマをかけようか迷ってる」そんな方は是非パーマリストコムロさんのパーマを受けてみてはいかがでしょうか。京王線沿いにお住まいの方も、そうでない方も、パーマでお悩みの方は是非とも一度パーマリストコムロさんの技術を肌で、毛で感じてみてください!

それではまた次回、ご期待ください!

 

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