キクトーーーク!:櫻井亮さん(38歳) 美容室potamu(ポタム)経営
2019/08/20
きっかけは…これといって無いんですけど…良い美容師さんを何人か知ってたっていうのと…頭があんまり良くなかったから技術を覚えた方が良いんだろうとは思ってたんですけど…ん~なんとなく流れですかね。
おもしろそうだし、技術職は嫌いじゃないはずだとは思ってたんで。
(美容業界の)流れも良かったっていうか、なんとなく盛り上がりそうな感じはあって…その波に乗りたいなって思ったんですけど、その後にとんでもないビッグウェーブが更にきたから大変になっちゃって(笑)。
そこからの、今こうして素晴らしいお店を持ってっていう。
いやいや、予定よりも遅れてるんですよね。
30でって思ってたんですけど。
でもやっぱり一つのお店の主になるってすごいことですよ。
いやいや、(全国に美容室は)25万軒ありますからね。
今って求人を出してもそんなに来ないじゃないですか?それについてはどう思います?美容学生もどんどん減ってきてて。
元々過剰なんだと思いますよ。
減って当たり前なんですけど、そこで淘汰されるわけにもいかないので必死ですよ。
でも人数が最優先じゃなくて、やっぱ売上が…利益が最優先…みんなの生産性が最優先だし、慌ててもしょうがないとは思ってやってますけどね。
一応種は蒔いてるんですけど…多分広告だけでは無理だと思うんで繋がりを深くあちこちに持ってます。
その人達が(今働いてるお店を)辞めたくなったら、ウチに来たらいいなっていう感じです。
こども美容師体験教室をやられてたりしてますけど、今後の展望としてはどういうこと考えてますか?
とにかく半年に一度の定期開催を継続していって、お客さんのお子さんとか近隣のお子さんたちに楽しんでもらって…美容師予備軍を勝手に育てたいと思ってます。
スタッフ教育としても強力なツールになってきてるんで、仲良しサロンさんなんかも巻き込みながら繋がりを深められればなと。
できれば近隣のサロンさんなんかも巻きこんで、「なんか東中野の美容室は子どもに優しいサロンが多いな~」なんて言われるようにしていきたいですね。
ちなみに今、売上を上げる為に心がけてることって?
ん~…総売りなんですよね求めてるモノは。
だから僕個人ではないんですよ。
僕がこれ以上時間を埋めていっても頭打ちなんで…みんなでっていうところを考えると…まあそうですね、もっと細かな仕組みづくりが必要だと感じています。
(スタイリストデビューを控えてる2人に)最初の基本の「基」を教えていくのと、あとはまだ隙間があるスタッフもいるので、そこの売上をしっかり上げてあげるのとって感じで。
ウチはでも今最高売上を上げれているので、多分間違ってはいないと思うんですけど時間はかかってきてるので、そのスピードを上げる為の学びがさらに必要ですかね。
最近フリーランスとか業務委託とかっていうのが増えてきてて、正社員にあんまりなりたくないっていう人が増えてきてると思うんですけど、委託とか考えたりってないですか?
多分人ありきなんですよね。
僕もフリーランスやってたんで。
へぇ~。
へぇ~。
売上もしっかり上げて利益も出てましたけど、目的は別に一人でやりたかったわけじゃなくて、お金を得る為にやってました。
目的の金額をここまでって決めて、目的を達成したお金でお店を出したんで、そういった目的がある人は良いと思います。
でも、なんとなくの逃避でフリーランスに来てしまった人は後悔すると思いますよ。
業務委託でもしっかりコンプライアンスを守って、売上を上げさせる仕組みとか環境が整っているお店なら良いと思うんですけど、今ってそうでないところも多いですよね。
現状ではまだ必要に迫られてはないんですけど、独立したいっていうスタッフが現れた時に選択肢の一つとして、まず店内独立って形で独立支援をする事ができないかなっていうのは一応考えてます。
なるほど。ちょっと単純に気になったんですけど、学生時代はどんな感じだったんですか?
学生時代?
ちょっとそれは都合が悪いなぁ~(笑)。
一同笑。
やんちゃだったんですか(笑)?
専門学校の時は僕真面目ですよ。
わかりました、ではご想像にお任せという感じで(笑)。
表に出るっていうか、人前に立つとか人と会うとかっていう心がけってあります?
そうですね。
やっぱり一番怖いのが情報惰弱だと思うんで、表にはなるべく出るようにはしてますね。
あと、心がけっていうか…セミナーに行ったり、そういう人と会ったりっていう時には何をインプットしたいのかっていうのをなるべく具体的に決めてから向かうようにはしてます。
私ホットペッパービューティー事業部なんで、ホットペッパービューティーでいろいろなサロンさんのブログを見るんですけど、このお店ホントにみんな仲良いなって感じたり、ここはそうでもないんだなって感じたりするんですけど、堀内さんのところもそうだし櫻井さんのところもすごく仲が良いんだなって思って…コミュニケーションとしてどんなことやってるのかなぁって?
変わったこと何もしてないですよ。
普通に4人しかいないから、終始顔は見えてるし、仕事中コミュニケーションも取ってるし、まあそのお祝い事とかを一緒にやったり…今、社員旅行に行きたいねって話をしてて。
ちょうど僕たち先週、社員旅行に行ってきたところなんですよ。
いいっすねー。
どこ行ったんですか?
グアムです。
グアム?
それはそれは、はははは(笑)。
すごく焼けて帰ってきました(笑)。
2人ともけっこう黒くなっちゃって(笑)。
そういえばそうですね(笑)。
社員旅行良いですよ。
社員旅行ちょっと行ってみたいなぁ。
まぁ社員研修って感じで、やっぱりちゃんとどっかでやりたいです。
ここにお店を出そうとしたきっかけって何ですか?
場所で決めたってよりも、前は僕が住んでたのが渋谷だったんですけど、そっからドア・トゥー・ドアで30分以内の都心にほど近い住宅街で、えーっと20坪ぐらいで坪単価1.5万までとか、駅から4分以内とかの条件でいろいろ探してて。
場所に思い入れがあるとかではなくて?
全然、東中野は特に知らなかったです。
今後人材が集まればもう一店舗増やしたとかいう願望はあったりしますか?
ん~なんか店舗増やしたいがありきじゃないんですよね。
必要にしたいっていうか…店舗展開が必要な環境にしたいとは思いますけど、あんまりそっちよりは利益が出ることが大事じゃないですか商売なんで。
そういう箔とかはいらないんで、みんながちゃんと潤うような環境にしたいっていう。
専門学校時代とか、接客業で働いてた経験ってありますか?
バイトでありますよ。
レストランでバイトしてたこと。
厨房で…あ、厨房か。
接客…あ、たまぁに出たかな?
ちゃんとやってないです、適当にやってました。
はははは(笑)。
じゃあ美容師になってから接客っていう?
そうですそうです。
接客僕苦手だったと思うんです多分。
ちゃんとしたマナー・モラルがわかってなかった部分がちょっとあって。
もちろん接客しようと思って入ったわけじゃないと思うんですよ美容業界に。
技術の追求とかアーティスト志向な部分がちょっとあったりして入ったんですけど、まぁ最初につまづくのはどっちかっていうと接客になるじゃないですか。
で、やっぱそこが悔しくて徐々に方向性が変わってったんですよね。
いかに綺麗な色を出すかとか、最初はカラーとかから入って…だんだんカットとかちょっとできるようになってきたら綺麗なフォルムにいかにするかとかしか…まぁ「しか」ではないけどそっちに興味がすごくあったんですけど、それだと解決しないお客さんの悩みとかがちょこちょこ出てくるし、年数重ねてくといろんなライフイベントに関わることも増えてしくし、なんだったら変な話…死んじゃう方だっておられるわけですよね?
そういうことを考えるとだんだんだんだんこの仕事で接客を学んだというか、人間性をちょっと構築していけたような気持ちもちょっとあって。
僕はもう今は完全接客重視というか、接客っていってもそんなもちろんホテルマンみたいな接客ができるだけじゃないし、なんでもないんですけど、ちゃんと心が感じられるような仕事をしたいなぁとは思ってます。
美容師の経験が一番大きいと…?
やっぱり影響はかなり受けてますよね、人生の半分やってるから美容師を。
周りはどんどんどんどん辞めてっちゃうんですよ、平均年齢30歳くらいだから。
それがやっぱり勿体ない。
自分が好きなモノが…格闘技が人気出ないのと一緒でなんか悔しいですよね、モヤモヤするっていう。
僕は30、40、50になっても安心して働ける職場を創りたいと思ってるのが多分出店動機なんですよね。
やっぱり生涯ずっと一美容師として現役で?
そこは正直言ってわかんないです。
別に美容師としてだけではなくて、美容には携わっていきたいですけど、美容師っていう枠にこだわってるつもりは別に…いろいろやりたいってわけでもないですけど、なんかそういう展開、そういう場面がきたら柔軟に動きたいと思ってるんで。
長い間美容師っていう仕事をしていて、まぁ経営者の方ってなかかな軸がブレないとは思うんですけど。
ブレブレですよ(笑)。
ホントですか(笑)?他に何かやってみたいなっていう商売とかっていうのは?
おもしろくないかもしれないですけど、ちょっと今考えてるのが、美容師としてボディメイクとかヘルスとかに関わっていく方向性を模索してるんですよ。
ふ~ん。
へぇ~。
全然そっから言うとただのギャグに聞こえるかもしれないんですけど、僕多分プロテインを売ることになるんですね、もうすぐ。
スムージープロテインっていうちょっと女性向けっぽいやつを売ることになると思うんですけど。
まずはそこからサプリメントも含めて、まぁそれが合ってるか間違ってるかちゃんと学んで。
そのスムージープロテインっていうのはグリーンスムージーにプロテインが混ざってるみたいな感じのやつなんですけど、まず味が美味しいってとこと、お客さんの話を聞いてると「朝食をどうしても取る習慣が作れない」っていう人とか、「夜遅くて何食べて良いのか悩んでついついお菓子食べちゃいました」とかっていうのをけっこう聞くので、「こういうのあったらちょっと安心かもね」っていうのを一個用意してあげるって意味で、スムージープロテインの販売っていうのが一つのアイディアかなって思ってるんですよ。
堀内さんは「教師」「本屋」「おもちゃ屋」結果的に全部叶えられてますねって話してて…あ、おもちゃ屋はまだだったかな?あとは今、他のオーナーさんも洋服が好きだから美容室でデニムを売りたいとか…。
僕本当にそれで良いと思うんですよ。
やりたいものをやって、仕事をどんどんどんどんカスタムしてって…すごい長い時間(お客さんと)接するじゃないですか美容師って。
僕も18年とか切らせてもらってるお客さんとかいるんですけど、それこそ中学生だった子が医者とかになってるんですよ、大きなお子さん連れてきたり…そういうのを見るといろいろやってあげたいなって気持ちにもなりますねやっぱり。
なんかできることないかなぁとか、子供のイベントとかももちろんそういう想いを持ってやってるんですけど堀内さんと一緒に。
僕の場合はすごい共感を得られる実感があるんですよお客さんに。
ウチはエイジングケアが売りなんで30代が多いんですけど、やっぱりお子さん抱えてたりとか、今からって方が多いので…まぁ営利目的ではない状態でやってるっていうのを事業として一個くらい持ってた方が健康的なんじゃないかなって、売上のことばかり考えているよりも。
その共感を得られるんだったら、循環してるというか、継続している意味があるんですよね。
堀内さんみたいにそんなにキラキラしてないですけど、目が。
いえいえいえいえ、そんなことないですよ。
楽しくやってますよ。
すごく良いと思います。やりたいことをやられてるって感じで。
時間が足りないです。
やりたいことやれるように本当はもっとうまく仕事を詰めないといけないんですけど、不器用なんで。
私、他人に左右されやすくてブレブレっていうか、たまに自分らしさが私の中でわかんなくなっちゃうんですね。ちょっと今までの話と被っちゃうかもしれないんですけど、櫻井さんの一番の自分らしさって何ですか?
そんなに考えてないですけど…なるべく素直に接して感謝してやってこうとは思ってますけど…あんまり怒らないようにとは決めてます。
本当は僕、自分らしくやったら怒っちゃうんですよ。
僕はそれが好きじゃないので…。
昔はすぐに怒ってたんですか?
そうですね。
ものすごい短気でした。
へぇー。
へぇー。
でも、やっぱりこの仕事の経験も含めてそれがちょっと変わってきたかな。
今の一言で大体、学生時代が想像つきました(笑)。
いやいや、学生時代は記憶にないです(笑)。
一同笑。
今はホントに怒んないですね。
怒ってもどう消化するかっていうのをすぐ考えられるようになったんで、なんか怒っても無駄かなって。
でも変わるものだと思うんですよ自分らしさって。
よくお客さんとかにも言われるんですけど、「私に似合う髪型は何ですか?」って。
でもそれって多分いっぱいあるんですよ。
だから一個に絞るなんてホントに勿体ないと思って。
今のその気持ちで似合うものとか、あとはシチュエーションとかTPOとかによっても似合うものがあると思うんです。
「この骨格と、この髪質で…」とかだけで判断するのってつまんないと思っちゃうんで。
例えばこれから先いろんな美容師さんにインタビューを重ねていく内に、インタビューがスゲェうまくなっていって。
そうですね(笑)。
そうですよね。
「ワタシらしいインタビュー」というのがようやくそこで構築できたり。
だからそれを楽しんだ方が良いですよね。
いろんな出会いがあるので私達もすごい感謝してます。
羨ましいですよ、いろんな人の話が聞けるなんて。
そろそろ締めようと思うんですけど、最後に何か発信しておきたいことはありますか?
そんなにないですけど…僕別にメチャメチャ技術がうまいわけでもないし、死ぬほど接客がうまいわけでもないので、そんな僕がどうやって(美容師としての経験を)いろいろ積み重ねてきたかっていうと、やっぱり自分から人に会って…堀内さんもそうですし、そこでの出会いは相手の要素を自分に残してくれたりするんですよ。
会う度にその人のメンタルがちょっと入ってくるっていうか。
そういうのをみんなにも積極的にやってほしいっていう話をよくしてますね。
そういうことの積み重ねで、地味で不器用な美容師でもお店を持てるようになるんだよっていうのを伝えられればと。
今は積極的にここに人を呼んで、僕が教えるっていう環境から他の人が教えるっていう環境にちょっとづつ持ってって…アウトソーシングに近いですね。
今までは僕が親だとしたら、まぁ親っていうのもおかしな表現ですけど、一生懸命子供に自分の持ってる知識とか経験を教え込んでたんだと思うんですけど、それだと結局わかりにくい部分があったりとか、甘えが出たりとか、あと結局は僕のコピーの劣化版とかしか創れないんじゃ意味ないし、可能性を潰したくないから、もっと自分なんかよりも遥にすごい人を呼んで教えてもらって、美容師の横の繋がりとかを広げてもらえたらなと尽力してます。
今回インタビューさせていただいた櫻井さんが経営されている、東中野にある美容室potamu(ポタム)さんのホームページと電話番号、櫻井さんの指名予約はコチラ⇓
ホームページ
http://potamu-hair.com/
電話番号
03-5937-3776
櫻井亮さん指名WEB予約
https://beauty.hotpepper.jp/CSP/bt/reserve/?storeId=H000299520&stylistId=T000268994&ch=5
回を追うごとにインタビューのボリュームがラーメン二郎の注文の如くマシマシになってきているキクトーーーク!ですが、皆様、今回も最後までお付き合いありがとうございました。
また、お忙しい中取材を受けていただきました櫻井さんにも本当に感謝しております。ありがとうございました!終始楽しく笑いが絶えない雰囲気でリラックスしてインタビューさせていただけたのが印象的でした。
どれだけ楽しくリラックスした雰囲気だったかというのはインタビューの中の「(笑)」の数を数えていただければわかると思います(笑)。
是非これを読んで櫻井さんに興味を持たれた方、また、こども美容師体験に興味があるという方も是非ともお店に電話するなり、櫻井さんのフェイスブックに直接メッセージを送るなり、弊社にご連絡をいただいても構いませんので、よろしくお願いいたします。
それでは次回は櫻井さんからどんな人をご紹介いただけるか、乞うご期待!
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